大きな抑止力が必要となる大規模地すべりなどを抑制することを目的としている工法です。引張り力を地盤に伝小・中規模崩壊を抑制する工法で、崩壊対策に用いる場合と、急こう配掘削に用いられる場合とあります。地山内に複数の補強材を設置し、掘削面は表面材で被覆し、補強材と表面材を頭部定着材にて連結することにより地山の安定化を図る工法です。施工方法は、クレーン式ドリル・バックホウドリル・ロータリーパーカッションなど現場条件に応じて様々です。足場を使用せずに二重管削孔が可能な「無足場アンカー工法」など、条件に適した工法を提案いたします。

作業手順例(ロックボルト工)

無足場アンカー工法

通常の地すべり対策などの工事現場では、三トンもの重さの削孔機械に耐えられるように、工事費の三〜四割は仮設足場の費用になってしまいます。あくまで仮設であるにもかかわらず工事費全体を押し上げる要因となっている仮設足場を何とかしたいと考えたのが「無足場アンカー工法」です。無足場アンカー工法は、ワイヤー駆動による小型削孔機で施工し、仮設足場不要なので、搬入道路などの仮設工事も省略できます。その為、すぐに主体工事に着工でき、工期が短縮できて地元住民への精神的負担や周辺環境への影響が軽減され、総工費も軽減されます。無足場アンカー工法は、削孔安定性抜群のロータリーパーカッション削孔機(硬軟相互土質対応)を使用し、多くの施工実績を積んでいます。

国土交通省NETIS登録 CGU09003-VE

無足場アンカー工法TM(SDW工法)の特長

  • 1

    仮設足場不要

    ワイヤー緊張方式で施工方法を確立した事により仮設足場の設置工程の排除を可能にしました。

  • 2

    高所、飛び地、狭小地、急傾斜地、など広い施工対応性

    仮設足場不要なのでクレーン常駐も必要なく施工地の制約がありません。削孔機もコンパクトのため、高所へも簡易索道やモノレールで容易に連動できます。

  • 3

    軽量機での完全二重管理施工

    どのような地質でも高品質な施工が行えるのは大型機の標準ボーリングマシン削孔のロータリーパーカッション式二重管理施工のみです。SDW工法は、軽量のロータリーパーカッションを独自開発した事により高品質の施工を行います。

  • 4

    複数台施工で進捗性が増し経済的

    仮設足場のように足場強度による制約がないので複数台同時施工が可能です。それにより工期が短縮でき工事全体のコストダウンになります。

  • 5

    樹間施工で環境保全。併用工も可能で施工効率が向上

    木を伐採せず木々の間で削孔出来るので自然環境を破壊しません。
    また、仮設足場不要なので搬入路の維持やクレーン撤去待ちによる併用工のロスが発生しません。