斜面・のり面対策工事
吹付枠工
吹付枠工は、切土のり面・自然斜面などに連続した格子枠を作ることによってのり面の安定化を図り、また枠内を緑化することによって周辺環境との調和を図るなど防災と環境保全を目的とした工法です。切り取った時点では安定していても、降雨時に不安が残る場合や地質が風化しやすく植生工やモルタル吹付工では永続した安定が保てないと予想される場合に適用されます。また、グラウンドアンカー工や鉄筋挿入工の支承構造物としても使用されます。
ソイルクリート工法は吹付枠工に分類され、枠断面が欠円形の簡易な型枠(ガッテンダー、ダイザ—)を用いた、コスト・工期・景観保全等において優れた工法です。
盛土のり面対応のAタイプ、切土のり面対応のMタイプ、地山補強土工の併用が可能なダイザタイプまで多様なのり面条件に対応しており、
吹付モルタルにアラミド繊維製の短繊維を混入することにより、吹付モルタルの整形性、ひび割れ抑制や凍結・融解抵抗性の向上を図っています。
ソイルクリート工法の品質向上と適正な断面形状の追及により、
高品質と優れた施工性を同時に実現!
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優れた品質
折り曲げ部を設け、より適正な鉄筋配置が可能になり、標準断面形状が確保されているため、安定した法枠が形成できます。 -
優れた施工性
ガッテンダーM型・ダイザーM型は専用フックで鉄筋を固定でき、誰でも簡単に取り付けられます。 -
優れた汎用性
盛土から切土のり面まで、あらゆる現場条件の施工が可能です。